更年期障害
自律神経失調症様の症状、脈が速くなる(頻脈)、動悸がする、血圧が激しく上下する、耳鳴りがする、腹痛、下痢、微熱、そのほか女性の場合は生理不順、男性の場合は勃起不全(ED)といった生殖器症状が出現する。
精神症状
:情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状が現れることも多い。
いずれも心身症の様相を呈することが多く、症状の強弱には精神的要素が大きくかかわってくる。
女性の場合、閉経期前後になると卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することにより起こる。男性の場合、30歳前後よりテストステロンの分泌量が減り、その結果40代後半になってくると更年期障害の症状が起こることがある。
男性更年期障害が、女性の更年期障害よりも比較的問題となりにくいのは、テストステロンの分泌量の低下がエストロゲンのそれよりも緩やかであるため、その症状が表に出にくく、「年のせい」で片付けてしまうことが多くあるせいである。ただし、あくまで女性の場合と比較してということであって、男性の場合も、個人差により強い負担や自覚症状を伴う場合がある。
漢方
『漢方医学』より : 漢方(かんぽう)、漢方医学(かんぽういがく)とは
伝統中国医学の系譜で、日本では『傷寒論』(しょうかんろん)と『金匱要略』(きんきようりゃく)と呼ばれる古典の治療方法に基づいている。現在は漢方薬による治療のみを指すことが多いが、元来は鍼灸や按摩、食養生なども含む。
漢方という語は江戸時代にヨーロッパの医学(蘭方医学)が伝わり始めた頃に、そちらと区別するために使われるようになった。また、明治時代以降は、皇方・皇漢方・和方・和漢方とも呼ばれた。
症状を含めたその患者の状態を証(しょう)と呼び、証によって治療法を選択する。証を得るためには、#四診 四診を行うだけではなく、患者を医師の五感でよく観察することがまず必要である。