理科系の作文技術 (中公新書 (624))カテゴリ:新書 お勧め度:
価格:735円
調査報告、出張報告、技術報告、研究計画の申請書など、好むと好まざるとにかかわらず、書かなければならない書類は多い。 このような書類を書く際にまず考えるべきことは、それを読むのは誰で、その
文章から何を知りたいと思っているかである。それに応じて自分は何について書くか主題を決め、最終的にこういう主張をする、という目標を定めて書き始める。 著者はまず、この目標を1つの文にまとめた目標規定文を書くことを勧める。そうすることで明確な目標意識を持つことができ、主張の一貫した
文章を書くことができるというわけである。そしてその目標をにらみながら材料をメモし、序論、本論、結論といった原則に従って記述の順序や
文章の組み立てを考え、すっきりと筋の通った形にしていく。本書では本論の叙述の順序、論理展開の順序、パラグラフの立て方から文の構造までを解説し、日本人に特有の明言を避ける傾向と対策、事実と意見の書き分けについても触れている。 実際に著者が書いたメモや論文の一部など具体例がふんだんに盛り込まれており、わかりやすい。いかに簡潔な表現で筋の通った主張をし、読む人を納得させることができるか。理科系ならずとも、論理・・・
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理科系の、特に物理学を学んでいる人のための本。
論文の書き方はもちろん、著作権などの倫理的な問題、発表時のコツにまで言及している。
まるで、学生が初めて論文をかいて発表することを想定して、手取り足取り教えてくれているかのようだ。
パラグラフの構成
事実と意見は区別できるように書く
ぼかしことばは使わない
など、わかりやすく、読みやすい文章をかくための教訓を学ぶことができる。
繰り返し読みかえして、ぜひ身につけたい。