カテゴリ:単行本 お勧め度:
価格:1680円
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「光市母子殺害事件」についての解説書である。特に 裁判所でのやり取りに重点が置かれている。裁判所のこの事件 への対応には(最高裁の対応も含めて),一般国民として納得 のいかない,不条理なことが多い。それを一つ一つ解きほぐして 分かりやすく解説している。その点で極めて優れた本である。 ただ,末尾に「岩をも貫く執念」として,裁判官の一般的な態度 (「被告側に甘い判決を出す判事の方が出世が早い」など) についてこの著者特有の,批判的な叙述が見られが,これは 蛇足であろう。こういう中途半端なことばかり言っているから 何も改善されないのである。 この点は民事も含めて別のところでもっと詳しく分析して 述べるべきである。民事事件の場合,判決を出さずに和解ばかり させる判事の方が出世が早い,といったこともあるはずである。 他にも,偽証は基本的にし放題で,検事の面子に関わるときだけ 罪に問われる,といったことも著者はよく知っているはずである。



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