カテゴリ:単行本 お勧め度:
価格:1575円
エスニックジョークとは、独自の社会文化的アイデンティティーをもつひとつの民族集団の慣習や行動、特質を笑うユーモアのこと。堅苦しいイギリス人や色恋に奔放なフランス人、学力偏重のユダヤ人、吝嗇(りんしょく)なスコットランド人など、思わずニヤリとさせられる事例が満載で、示唆に富んだ内容である。いわゆるブラックジョークを含め、異文化を理解するためのユーモアという新しいコミュニケーションの形が興味深い。 著者は英国レディング大学社会学部名誉教授で英国人のクリスティ・デイビスと、徳島文理大学文学部教授で、比較文化論が専門の安部剛である。1994年、米国で開催された国際ユーモア学会で出会った2人が意気投合したのがきっかけで、本書の共同執筆に至った。ジョークというものの背景説明が難しいとされている日本では、エスニックジョーク研究書の発表は極めて稀である。 歴史的な因縁や禍根が今も残る社会にあって、民族的な話題は往々にしてデリケートな問題が多い。しかし、たとえばユダヤ教徒の改宗にまつわるジョーク「親愛なる異教徒諸君」など、ウィットに富んだひとつまみのジョークは、多様な民族の異なる文化や・・・
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最近、イスラームジョーク、日本人ジョークなどの本が、本屋でも見られるようになってきた。 ユーモア好きとしてはうれしい限りなのだが、本書のような基礎的でありながら、ちょっとアカデミックな香りのする本もまた一味違っていい。 ジョークの羅列でもおもしろいのだが、学問的な考察(といっても、かなりゆるーいものだが)があれば、また別の枠組みで楽しめるというもの。 humorはhumanの特権である。 日本人は、自虐ギャグばかりではなく、もっとからりと笑い飛ばしてみてもいいんじゃないのか、と思う日々。



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